メーカー&ブランド紹介 | |||||||
From Products (Super Play Boy) |
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メーカー Coty Inc. コティ社 |
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Company Profile コティ(Coty Inc.)は、美の世界的リーダーとして、香水やコスメ、スキンケア・ボディケア製品を提供するアメリカの化粧品メーカーです。 会社は、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルディングにオフィスを置き、ニューヨーク証券取引所に上場します。
その社史は、1904 年のフランス・パリにおいて実業家であり香水商の フランソワ・コティ氏(Francois Coty)が、ナポレオン・ボナパルトの家系であった母方の名前に肖り『コティ社』を設立。 破産寸前の精油メーカー「アルバー・カミリ(Alber Camili)」から大量にバラのエッセンスを安価で入手して、知人の薬剤師 レイモンド・ゴーリー(Raymond Goery)氏、協力の下で、初めての香水「ラ・ローゼ・ジャックミノー(La Rose Jacqueminot)」を発売しました。
更に彼は、フランスのフレグランス業界に革命を起こすために、駆け出しのガラス工芸家 ルネ・ラリック氏(Rene Lalique)に、香水瓶を発注。 かつてはアール・ヌーヴォーのジュエリーデザイナーだったラリックは、最高勲章“レジオンドヌール勲章”を受賞歴を持つ、宝飾で培った見事な手腕を発揮させ、自然、花、そして女性など古典的なアールヌーボー様式のテーマを組み込んだ、優美で艶やかなガラス瓶を作りあげます。 そしてコティは、その容器にフランス南東部の香水産業都市グラース製の高級香水を入れて、派手なマーケティングと共に発売。フランスの香水市場に一世風靡を巻き起こし、見事に大成功を収めました。
時は流れその後の1934 年。彼の死を境にかつてのブームは終わり、ブランドは徐々に沈静化。 コティの一族は経営を離れることになり、1963 年ファイザー・アンド・カンパニー(現在のファイザー製薬)へ 約2600万ドル(当時で93億6千万円)で会社を売却。本部もオー=ド=セーヌのシュレンヌからニューヨークへと移り変わりました。
そして、更に事業はカリブーコーヒーカンパニーなどで有名な、ルートヴィヒスハーフェン・アム・ラインに拠点を置く、 ドイツのパーソナルケア製品メーカー「ヨハン A.キーザー社(Joh. A. Benckiser GmbH 《JAB》)」へ移り(1992年)、世界2位のシェアを誇るコーヒーメーカーで、投資ファンドの『JABホールディンググループ』の傘下として経営が行われます。
現在コティの主な製品は、香水、化粧品やスキンケアやボディケア製品を展開。 「アディダス(Adidas)」や「プレイボーイ(Playboy)」、「カルバンクライン(Calvin Klein)」の他、ギャビー・アギョン氏 設立(1952)のファッションブランド「クロエ(Chloe)」、ジノ・ダビドフ(1940)が作り上げたブランド「ダビドフ(Davidoff)」、オンワード樫山と深いつながりのある「マークジェイコブス(Marc Jacobs)」などのブランド香水やマニキュアのオーピーアイ(OPI Products)、ロンドンルックのコスメ「リンメル・ロンドン(Rimmel London)」、ネイルケアのナンバーワンブランド「サリーハンセン(Sally Hansen)」など世界的なブランドがあります。 そして世界 40カ国に子会社を配置。130カ国で提供。その売り上げは、2015 年グループ全体で、およそ45億ドル(5400億円)に達しています。
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