メーカー&ブランド紹介 | |||||
From Products(Milk chocolate) |
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メーカー Lefevre-Utile Biscuits ルフェーブル・ユティル・ビスケット |
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Company Profile 「LU(リュ)」は、160年以上世界的に親しまれるフランスのビスケットブランドです。赤の背景に2つの大きな白い文字で描かれたロゴマークの正式名称は、“Lefevre-Utile Biscuits”ルフェーヴル・ユティル・ビスケットで、イニシャルを採ってLUと呼ばれます。
その歴史は、3人のビスケット職人の情熱によって誕生したと伝えられ、ランスのヴァレンヌ=アン=アルゴンヌで生まれたジャン・ルフェーブル氏が、1846年、フランス西部ロワール川河畔の都市ボワローにペストリー店を開店、故郷のビスキュイ・ド・ランス(Biscuit de Reims)を販売した事から始まりました。 彼のお菓子は、たちまち地元の評判を獲得。その四年後の1850年、妻ポーリーン・ユティル氏と共に店舗を拡張して、二人の名前“Lefevre”と“Utile”を採用した「Lefevre-Utile Biscuits」と名付けました。 その後代は変わり、若干24歳の末っ子ルイ・ルフェーヴル・ユティル氏(Louis Lefevre-Utile)が、事業を引き継ぎます。若くして野心家の彼は、古い工場を買収したのち近代的なスチームエンジンのオーブンを備えた工場を設立。 イングランドビスケットの影響を受けたオリジナル製品を発明、そして広告ポスターに、フランスのイラストレーター「フィルマン・エティエンヌ・ブーセ(Firmin Etienne Bouisset)」やアール・ヌーヴォーを代表する「アルフォンス・ミュシャ」を積極的に起用、更に製品は、パリの万国博覧会でゴールドメダルを見事達成して、会社は大きく成長しました。
LUの主なブランドは、1886年の誕生以来、世界的ヒットとなった単純で本格的なバタービスケット「ヴェリタブル・プチ・ブール(LU, Veritable Petit Beurre)」、シリアルバーの「グラニー(LU Grany)」、ジェノヴァ風のふわふわチョコレートファッジ「ナポリターニ(LU Napolitain)」ソンブレロを被った男の子が、マスコットのチョコレート・クッキーバー「ペピート(LU Pepito)」、フィルマン・ブーセのイラストを再現した小さな少年のお菓子「プティ・エコリエ(LU Petit ecolier)」、可愛らしいミニくまが、マスコット!人工着色や防腐剤を含まない牛乳をたっぷり使った子供用くまちゃんケーキの「ル・ウルソン(LULU L'Ourson)」、1903年パン職人チャールズ・ハーベスト氏(Charles Heudebert)が、売れ残りのパンをスライスして作ったラスクを二度焼きした「ハーベスト・ビスコッティ(LU, Heudebert La Biscotte)」、優しく黄金色に焼きあげた朝食用全粒ビスケット「ベルヴィータ(LU, Belvita)」、ベルギー発祥の八角形スナッククラッカー「TUC Biscuits」、そして鮮明なスティックビスケットにチョコレートを繊細にコーティングした「ミカド(LU, MIKADO)」などがあります。
経営は、20世紀に入り混沌としています。80年代、一時期世界で第三位のシェアを誇りましたが、二位のGenerale Biscuitを経て、1986年スペイン・バルセロナ生まれで、パリの乳製品メーカー「ダノン(Danone)」に、買収された後、2007年7月アメリカの巨大食品メーカー「クラフトフーズ」に移り『モンデリーズ・インターナショナル』のグループ傘下として現在、経営が行われます。またミカドブランド(MIKADO Brand)は、ヨーロッパに「グリコ・ポッキー」を推進する為に1982年に設立された、日本製菓メーカー「グリコ」との合弁会社「Generale Biscuit Glico France S.A.(ライ=レ=ローズ郡ランジス)」よりヨーロッパ各地に展開しています。
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