フランス人もフォアグラと間違えた「鱈の缶詰」
米原万里先生「旅行者の朝食」にも登場です。
2017/06/06作成
Posted by 舶来品セレクション
缶詰 |
コロンビア
Kolumbija LTD
メーカー |
Libava, Natur?las Mencu aknas 6.34oz
ケイエム ラトビア産 コッドレバー タラ肝の缶詰 180g |
国 |
ラトビア |
購入先 |
北千住マルイ 信濃屋 399円(税抜き)
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鱈(タラ)と言えば白子や肝など、冬鍋の定番の逸品ですが、ちょっと珍しいタラ肝の缶詰をリカーショップで見つけてきました。購入場所は、東京北千住マルイにある世界のリカー・ワイン・フード「Shinanoya」さんより。
「タラ肝の缶詰」と米原万里先生「旅行者の朝食」
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ちなみにこの『タラ肝の缶詰』は、米原万里先生執筆『旅行者の朝食(文春文庫)』42P~45P で、旧ソ連:ゴルバチョフ政権末期の物不足の最中で、スーパーマーケット缶詰売り場にて、強烈にまずかった「昆布のトマト煮」の缶詰と一緒に登場する描写あり、フランスかぶれの友人に白ワインを添えて出し、フォアグラと勘違いして美味しく食べてくれて、以後フランスのお客さんに、ご馳走していたエピソードがあります。
内容量 180 g(水分含む) |
Sastāvs: mencu aknas, sāls, garšvielas. Mencu aknas ne mazāk par 95g.
原材料:タラ肝、塩、スパイス。(タラの肝臓固形は、95g。) |
栄養成分 100g当たり |
カロリー |
610Kcal: 2510Kj |
タンパク質 |
4g |
脂肪 |
66g |
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クリアな液体に浸された鱈肝の缶詰。 4~5個前後のブロックで、大きいものは 12~13cmの塊があり。 臭み消しかローリエの葉が一枚入っていました。
使われる 「水?」や「オイルの種類?」や「スパイス」は、記載が無いので全くもって不明。お国柄か原材料名は、大雑把すぎます。スパイスとはローリエの事かもしれません。
また、味的に、キャノーラみたいにも感じられますが、日本語表記には "水煮" となっており、油が浮いているので、染み出た肝油なのかもしれません・・・
ラトビア産 コッドレバー タラの肝
日本のマダラとは似ていますが、バルト海や北海、北極海にかけて捕れる「タイセイヨウダラ」を使った「鱈肝の缶詰」。ポルトガルでは「バカリャウ」として有名なヨーロッパで親しまれる大衆食材です。
非常にネットリとした舌の上でとろけるような食感。
味付けは、いい感じの塩加減で、濃厚な旨味とコクが合わさり、脂っこさが癖になりそう。魚臭さは、若干あるものの気にはなりません。 少しレバーに似てる感じでしょうか。
ケモノ臭いフォアグラと比べると、とてもあっさりしていると思います。確かに、フランス人が間違えて美味いと言って食べてしまう味かと。
おつまみ風に、青葉と自家製七味唐辛子を添えて!
非常にネットリとした舌の上でとろけるような食感。
味付けは、いい感じの塩加減で、濃厚な旨味とコクが合わさり、脂っこさが癖になりそう。魚臭さは、若干あるものの気にはなりません。 少しレバーに似てる感じでしょうか。
ケモノ臭いフォアグラと比べると、とてもあっさりしていると思います。確かに、フランス人が間違えて美味いと言って食べてしまう味かと。
クリーミーなのがいいですね、サラダやサンドイッチ、白ワインを添えてフランスパンにたっぷり塗ってもOK!
お値段もお手頃で、ロシア産のものはよく出回っていますので、ちょっとしたオツマミなどにもオススメですよ! フランス人も騙された!フォアグラ缶詰の半値以下で買える「タラ肝の缶詰」のレビューでした。
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